サグラダファミリアを訪ねてー3〜自然光の神秘〜
10年前はあまり見られなかったけど、
現在の大きな見どころのひとつと言えば
『ステンドグラス』 !!!
圧倒的な規模はもちろん、デザインも特徴的。
使徒やミカエル(天使)がいない !!!
わたしが今まで見てきたステンドグラスには、
必ずいたのに。
このデザインをしたのは、バルセロナ出身の画家でガラス職人だった
ジュアン・ビラ・イ・グラウ
(そもそも宗教家ではなく、芸術家)
ガウディに任命され、ステンドグラスのデザインと製作を担当したらしい。
鉛で直線と曲線を重ねた技術的で画期的なモチーフが
とても素敵。
パクれない芸術品。
(わたしも仕事でステンドグラスをつくったことがある)
適当そうに見えて、相当難しい、カラーバランス。
そして、素晴らしい点がもうひとつ。
方角に寄って色が違うところ。
朝日が昇る東側は 青系。
夕日が沈む西側は 赤系。
時間帯によって、光の入り方が変わるので、見え方が変わるという
計算されつくされたニクい演出の設計。
本来、教会はステンドグラスから光を取り入れるから、
自然に沿った当たり前の設計なのかな。?
見たことは無いけれど、夕陽はとくに差し込みが強いから
夕方は赤系のステンドグラスが信じられないくらい
綺麗らしい。
でも、わたしが行った日(この写真の日)は
雨だったーーーーー
それでもこんなに綺麗に見えるのは、
ガウディがこだわった散光器付きの『人工の光』
が仕込まれているおかげで、
昼間の自然光が差し込んでいるように見える。
でも実は、、、
↑照明が バッチリ 入ってます。
ちなみに
10年前はこんな状態だった。
まだステンドグラスが無い箇所
多々あり !!!
やはり10年の進化は凄い。
次は天気がいい夕方に見に行きたいな〜