【スペイン・バルセロナ】〜ガウディをめぐる旅〜

2016年12月18日〜23日 スペイン・バルセロナの旅行記録

サグラダファミリアを訪ねてー3〜自然光の神秘〜

10年前はあまり見られなかったけど、

現在の大きな見どころのひとつと言えば

 

『ステンドグラス』 !!!

 

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圧倒的な規模はもちろん、デザインも特徴的。

 

使徒やミカエル(天使)がいない !!!

 

わたしが今まで見てきたステンドグラスには、

必ずいたのに。

 

 

  

このデザインをしたのは、バルセロナ出身の画家でガラス職人だった

ジュアン・ビラ・イ・グラウ

(そもそも宗教家ではなく、芸術家)

 

ガウディに任命され、ステンドグラスのデザインと製作を担当したらしい。

鉛で直線と曲線を重ねた技術的で画期的なモチーフが

 

 

とても素敵。

パクれない芸術品。

(わたしも仕事でステンドグラスをつくったことがある)

 

 

適当そうに見えて、相当難しい、カラーバランス。

 

 

そして、素晴らしい点がもうひとつ。

 

 

方角に寄って色が違うところ。

 

 

朝日が昇る東側は 青系。 

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 夕日が沈む西側は 赤系。

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時間帯によって、光の入り方が変わるので、見え方が変わるという

計算されつくされたニクい演出の設計。

本来、教会はステンドグラスから光を取り入れるから、

自然に沿った当たり前の設計なのかな。?

 

見たことは無いけれど、夕陽はとくに差し込みが強いから

夕方は赤系のステンドグラスが信じられないくらい

綺麗らしい。

 

 

でも、わたしが行った日(この写真の日)は

雨だったーーーーー

それでもこんなに綺麗に見えるのは、

 

ガウディがこだわった散光器付きの『人工の光』

が仕込まれているおかげで、

昼間の自然光が差し込んでいるように見える。

 

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でも実は、、、

 

 ↑照明が バッチリ 入ってます。

 

 

 ちなみに

10年前はこんな状態だった。

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まだステンドグラスが無い箇所

多々あり !!!

 

やはり10年の進化は凄い。

 

次は天気がいい夕方に見に行きたいな〜