【スペイン・バルセロナ】〜ガウディをめぐる旅〜

2016年12月18日〜23日 スペイン・バルセロナの旅行記録

サグラダファミリアを訪ねて-2〜樹木のような柱の秘密〜

聖堂内に入って、まず圧倒されるのが

 

この柱の形と数。

 

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なんと36本 !!!

 

『樹木のような柱』

 

と名付けられているこの柱は、実はガウディが考えた

革新的な構造柱。

 

この柱が構造材となってヴォールトを支えている。

 

見てなんとなく分かる通り、木々の幹にインスピレーションを

得て設計された柱でこの卵みたいな装飾の部分までで

 

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およそ15メートル !!!

 

そして実は荷重によって、4種類の石が使われている。

(なので、よく見ると色と太さが違う)

 

聖堂の前の1番太い柱(4本ある)→斑岩

 

↓写真真ん中と右の赤茶 

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太いっ !! 

 

 

直径2、1メートル。

 

その次に太いのは、写真手前左側のグレーの柱→玄武岩

 

あとは花崗岩とモンジュイック産の石の柱があって、

 

聖堂中心から遠ざかるほど、細くなっていく。

 

全部触ってきたけど、全部、ひんやり冷たい『石』。

 

そりゃそうだって話だけど、建築に関わるようになってから、

素材には必ず触れる癖がついた。

 

10年前は、あまり意図的に触ることはなかったなぁ。。

 

この柱はガウディが死ぬ2年前に考えついたものらしい。

 

 

やはり、 天才 !!!

 

インスピレーションを実現化するのは

とても難しい。構造、工期、コスト、、、

現実問題は多々ある中で実現できることも素晴らしい。

 

でも何より、外観を見てから中に入った瞬間に、

『アイディアに満ちあふれていた』建築家だったことは

肌で感じられる。

 

↓10年前のわたし(※二の腕注意)

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必死に何かを撮ろうとしていた

 

その先には、、、

 

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おおざっぱな 平面図ーーーー !!!

 

ペラ紙が壁に貼られているだけ。

 

当時はこういった程度の展示だった。

 

ところが今は、

 

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こーんなにしっかりした模型まで展示されている。

 

10年の歳月ってすごいのね。