サグラダファミリアを訪ねて-2〜樹木のような柱の秘密〜
聖堂内に入って、まず圧倒されるのが
この柱の形と数。
なんと36本 !!!
『樹木のような柱』
と名付けられているこの柱は、実はガウディが考えた
革新的な構造柱。
この柱が構造材となってヴォールトを支えている。
見てなんとなく分かる通り、木々の幹にインスピレーションを
得て設計された柱でこの卵みたいな装飾の部分までで
およそ15メートル !!!
そして実は荷重によって、4種類の石が使われている。
(なので、よく見ると色と太さが違う)
聖堂の前の1番太い柱(4本ある)→斑岩
↓写真真ん中と右の赤茶
太いっ !!
直径2、1メートル。
その次に太いのは、写真手前左側のグレーの柱→玄武岩
あとは花崗岩とモンジュイック産の石の柱があって、
聖堂中心から遠ざかるほど、細くなっていく。
全部触ってきたけど、全部、ひんやり冷たい『石』。
そりゃそうだって話だけど、建築に関わるようになってから、
素材には必ず触れる癖がついた。
10年前は、あまり意図的に触ることはなかったなぁ。。
この柱はガウディが死ぬ2年前に考えついたものらしい。
やはり、 天才 !!!
インスピレーションを実現化するのは
とても難しい。構造、工期、コスト、、、
現実問題は多々ある中で実現できることも素晴らしい。
でも何より、外観を見てから中に入った瞬間に、
『アイディアに満ちあふれていた』建築家だったことは
肌で感じられる。
↓10年前のわたし(※二の腕注意)
必死に何かを撮ろうとしていた
その先には、、、
おおざっぱな 平面図ーーーー !!!
ペラ紙が壁に貼られているだけ。
当時はこういった程度の展示だった。
ところが今は、
こーんなにしっかりした模型まで展示されている。
10年の歳月ってすごいのね。
サグラダファミリアを訪ねて-1
わたしが初めてサグラダファミリアを訪れたのは、
2006年8月21日
もう10年も前のこと
当時、わたしは建築デザインの専門学校で
建築を勉強していた学生だった。
懐かしいなぁ(夢と希望に溢れていた、笑)
↓10年前のサグラダファミリア正面
↓今回のサグラダファミリア正面
ん?・・・あまり変化がない??!
↓10年前のサグラダファミリア新設エリア
↓今回のサグラダファミリア新設エリア
うん、だいぶ出来ている。
↓10年前の聖堂内
足場がガッツリある。
当然、上へはあがれない。
(今はエレベーターで上にあがれる※別料金)
↓今回の聖堂内
足場は無く、ステンドグラスもしっかりと
全て入っていた!!
すごく、すごく、すごく キレイ!!!
行ったのはちょうど12時くらい。
この日は生憎の 『雨』 !!!
それでも、ステンドグラスからこんなにも日の光が入ってくる。
本当に、荘厳で素晴らしい空間に
感動の 『嵐』 !!!
好きだなぁ、この感じ。